
旧鉄道聯隊材料廠煉瓦建築 [きゅうてつどうれんたいざいりょうしょうれんがけんちく]
鉄道マニアも必見!明治の煉瓦建築

陸軍鉄道聯隊の材料廠として明治41(1908)年に建てられた煉瓦建築。機関車の修理や整備、部品の保管等に使われ、大正時代には千葉陸軍兵器支廠、戦後は大蔵省、国鉄と引き継がれてきた。主要構造部は東西54.4m、南北7.3m。現在は千葉経済学園の所有となっている。
DATA
043-245-5960(千葉市教育委員会生涯学習部文化財課)
千葉市稲毛区轟町3-59-6
京葉道路 穴川ICから約3km
旧神谷傳兵衛稲毛別荘 [きゅうかみやでんべえいなげべっそう]
大正ロマン薫る、鉄筋コンクリート造りの洋館

茨城の牛久シャトーや、東京の浅草に神谷バーを開いたことでも知られる実業家・神谷傳兵衛の旧別荘。室内は「ワイン王」と呼ばれた神谷らしくブドウの意匠が凝らされている。関東大震災にも耐えた大正7(1918)年築の鉄筋コンクリート造りは全国的にも珍しく、国の登録有形文化財となっている。
DATA
043-248-8723(千葉市民ギャラリー・いなげ)
千葉市稲毛区稲毛1-8-35
京葉道路 穴川ICから約4km
千葉市ゆかりの家・いなげ(愛新覚羅溥傑仮寓) [あいしんかくらふけつかぐう]
中国最後の皇帝の弟夫妻の住まい

中国清朝のラストエンペラーの実弟・愛新覚羅溥傑夫妻が、昭和12(1937)年に半年ほど新婚時代を過ごした家。政略結婚とはいえ仲睦まじかった二人の様子が伝わる展示も見られる。室内は漆塗りの腰付障子、菱格子の欄間などの意匠が施された和風別荘建築で、保養地・稲毛の姿を伝える。
DATA
043-244-5370
千葉市稲毛区稲毛1-16-12
京葉道路 穴川ICから約4km
大土手山(ルボン山) [おおどてやま]
幕末、明治に連なる砲術演習場

明治政府が招いたフランス陸軍ジョルジュ・ルボン砲兵大尉が指導を行い、その結果明治19(1886)年陸軍砲兵射的学校(後の陸軍野戦砲兵学校)が設立された。佐倉藩が砲術訓練のために作った大土手山は改築後ルボン山ともいわれている。
DATA
043-424-8934(四街道市教育委員会社会教育課)
四街道市大日396
東関東自動車道 四街道ICから約2.5km
旧堀田邸 [きゅうほったてい]
明治期に作られた旧大名屋敷

最後の佐倉藩主を務めた堀田正倫の邸宅として明治23(1890)年に建築。現存する明治時代の旧大名家住宅は貴重で国の指定重要文化財となっている。地形を生かした美しい庭園はさくら庭園と呼ばれて親しまれ、庭園を含む一帯は「旧堀田正倫庭園」として、国の名勝にも指定されている。

DATA
043-483-2390
佐倉市鏑木町274
東関東自動車道 佐倉ICから約5km
茂原庁南間人車軌道人車 [もばらちょうなんかんじんしゃきどうじんしゃ]
物資や旅客を運んだ人力の鉄道車両「人車」

明治42(1909)年から昭和初年まで、現在の茂原と長南を結ぶ約9kmの区間で、物資を中心に旅客も運ぶ人力の鉄道「人車軌道」が運行されていた。当時は全国各地に人車軌道があったが、ほぼ原形のまま保存された人車(車両)は他になく大変貴重であり、千葉県指定有形文化財となっている。
DATA
0475-26-2131(茂原市立美術館・郷土資料館)
茂原市高師1345-1
圏央道 茂原北ICから約1Okm
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