真間山 弘法寺 手児奈霊神堂 [ままさん ぐほうじ てこなれいじんどう]
「真間の手児奈」
女神として祀(まつ)られる手児奈は『万葉集』に詠(うた)われた伝説の美人。里の若者から国府の役人、都からの旅人に至るまで求婚者が詰め寄せて争いが起き、悩んだ娘は海へ入水。その後、行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が求法寺(現在の弘法寺)を建て手厚く弔ったといわれている。
DATA
047-371-2953
市川市真間4-5-21
東京外環自動車道 市川北ICより約2.4km
あり
日蓮宗 天受山 長妙寺 [にちれんしゅう てんじゅさん ちょうみょうじ]
「八百屋お七」
恋ゆえに火事を起こし火あぶりの刑になる激しい美少女――井原西鶴(いはらさいかく)が『好色五人女』に書き、その後数多くの芸能・文学の題材になったお七は八千代市出身といわれている。実母がひそかに娘の遺髪を受け取り供養したという墓が境内に残されている。
DATA
047-483-1687
八千代市萱田640
東関東自動車道 千葉北ICより約7.3km
あり
実籾本郷公園 [みもみほんごうこうえん]
「駒止谷(こまどめやつ)に沈んだ恋」
恋した娘と結婚するため稲作に挑んだ若者が失敗して沼にのまれ、娘も後を追ったらしいという悲しい言い伝えが残る駒止谷。現在の習志野市東習志野7丁目付近にあった湿地帯で、どんな駿馬も足を止めるほどの泥沼だったという。悲劇の民話は実籾本郷公園「民話の広場」に紹介されている。
DATA
047-451-1151(習志野市公園緑地課)
習志野市実籾2丁目
京葉道路 武石ICより約2.7km
あり
囃子水公園 [はやしみずこうえん]
「囃子水の竜神」
「笠になれ蓑(みの)になれ」と囃し立てると、水が湧き上がってそのような形になったといわれる囃子水。古くから豊かな湧水で知られ、竜神の民話や妙蓮寺の住職が池に落ちる話、日蓮の母・梅菊の白蛇伝説など数多くの伝承が残る。今は市民の憩う公園として守られている。
DATA
047-445-1489(鎌ケ谷市公園緑地課)
鎌ケ谷市道野辺本町2-16
京葉道路 花輪ICより約9.5km
なし
高根神明社 [たかねしんめいしゃ]
「高根の唐沢松」
境内に残る「唐沢松の魂」という石碑が強い崇敬の念を伝える。江戸まで見えるといわれた大木が嵐で折れてしまい、切ると祟(たた)られると噂(うわさ)されるなか、名主の夢に唐沢松の精霊が現れ、「神として祀(まつ)れば村を守る」と告げる。そこで松から3つのご神像が彫られ、神明社に祀られたという。
(写真提供:船橋西図書館郷土資料室)
DATA
なし
船橋市高根町600
京葉道路 花輪ICより約4.8km
あり
池証山 鴨鴛寺 正覚院 [ちしょうざん おうえんじ しょうかくいん]
「おしどり伝説」
「おしどり寺」の名前で親しまれる古刹。鎌倉時代末期、武士がおしどりの雄を射たら番(つがい)の雌が訪れて嘆きの歌を詠み、翌朝雄と嘴(くちばし)を重ねて死んでいた。武士は殺生を悔い出家してこの地に庵を結んだという伝説がある。境内の「鴨鴛塚」には番鳥の石像が寄り添う。
DATA
047-482-7435
八千代市村上1530-1
東関東自動車道 千葉北ICより約7.6km
あり
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