民間航空発祥の地記念碑 [みんかんこうくう はっしょうのちきねんひ]
「憧れの大空へ」
日本初の民間飛行場は明治45(1912)年5月、千葉市の稲毛海岸に開設された。遠浅で干潟が広く砂が締まっていて重い飛行機も走りやすかったのと、潮が轍の跡を自然に消すので整地も楽だったという。多くの飛行家たちが大空への夢を追ったかつての海岸は稲岸公園に姿を変え、記念碑が昔を伝える。
DATA
043-279-8440(千葉市中央・美浜公園緑地事務所)
千葉市美浜区稲毛海岸4-15
東関東自動車道 湾岸千葉ICより約4.8㎞
なし
ロケット研究発祥の地記念碑 [ろけっとけんきゅうはっしょうのちきねんひ]
「ロケット開発の夢」
東京大学生産技術研究所の糸川英夫博士らは昭和30(1955)年、日本で初めてロケットの発射実験を行い日本の宇宙工学に大きな流れをつくった。研究所のあった現在の千葉大学西千葉キャンパスの近く、JR西千葉駅前にはこの科学的歴史を記念し有志により記念碑が建てられている。
DATA
043-245-5066(千葉市経済農政局経済部観光プロモーション課)
千葉市中央区春日2-24-2
京葉道路 穴川 ICより約3.9㎞
なし
佐倉順天堂記念館 [さくらじゅんてんどうきねんかん]
「西の長崎、東の佐倉」近代医学の先進地
長崎で蘭学を学び、江戸で開業し名を馳せていた佐藤泰然は天保14(1843)年、佐倉に移住し医学所「順天堂」を開設。種痘や癌の手術など当時最先端の医療に取り組み、日本の近代医学の礎となる多くの優れた人材を育成した。旧佐倉順天堂は現在記念館として公開されている。
DATA
043-485-5017
佐倉市本町81番地
東関東自動車道 佐倉ICより約5.9㎞
あり
白鳥庫吉生誕の地 [しらとりくらきちせいたんのち]
「壮大な東洋史学を開拓」
※一般公開はされておりません
白鳥庫吉は元治2(1865)年2月4日、茂原市長谷に生まれ、千葉中学校で那珂通世・三宅米吉など良師と出会い、歴史学の道へ進んだ。アジア全域に及ぶ緻密かつ膨大な研究で世界的権威となる。邪馬台国北九州説」でも有名。「東洋文庫」の設立にも尽力し、後進に貴重な道筋を残した。
DATA
0475-20-1559(茂原市教育委員会教育部生涯学習課
茂原市長谷
首都圏中央連絡自動車道 茂原長柄スマートICより約5.4㎞
なし
昆陽先生甘藷試作之地記念碑 [こんようせんせい さつまいもしさくのちきねんひ]
「幕府公認のサツマイモ栽培始まる」
享保20(1735)年、青木昆陽は八代将軍徳川吉宗の命により千葉市幕張でサツマイモを試験栽培し成功した。昆陽は「蕃薯考」を著して栽培普及を推進。天明の大飢饉の際にも試作地周辺では餓死者が出ず、サツマイモは救荒作物として広く普及した。試作地跡には昆陽神社が建立され、記念碑が建っている。
DATA
043-245-5962(千葉市教育委員会生涯学習部文化財課)
千葉市花見川区幕張町4-594-2
京葉道路 武石ICより約1.6㎞
なし
藻原寺 [そうげんじ]
「日蓮門下・お題目初唱の霊場」
建長5(1253)年、立教開宗した日蓮聖人が清澄山を追われ笠森観音堂に難を逃れていると、夢のお告げを受けた藻原の領主が日蓮を邸宅に迎えた。日蓮は法華経とお題目の功徳を説き、領主の斎藤一族は最初の帰依者となった。のちに邸内に建てられた小堂が藻原寺の起源といわれている。
DATA
0475-22-3153
茂原市茂原1201
首都圏中央連絡自動車道 茂原長柄スマートICより約5.6㎞
あり
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