トヨタ「クラウンエステート」の燃費やハイブリッド・プラグインハイブリッドの走行性能を解説

クラウンエステートのグレードは、プラグインハイブリッド車（PHEV）の「ESTATE RS」と、ハイブリッド車（HEV）の「ESTATE Z」の2種類です。

それぞれの燃費性能は以下の通りです。
  ■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法（急発進、エアコン使用等）に応じて燃料消費率は異なります。■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。

燃費の数値はESTATE Zの方がわずかに高いものの、ほぼ同じ数値となっています。
しかしながら、プラグインハイブリッドのESTATE RSは、一定距離をEV走行ができるので、実質的にはESTATE Zよりも長い距離を走ることができます。

ESTATE RSのEV走行距離は以下の通りです。

クラウンエステートのEV走行距離 ※エンジン、リチウムイオンバッテリーの状態、エアコンの使用状況や運転方法（所定の車速を超える）などによっては、バッテリー残量に関わらずEV走行が解除され、エンジンが作動します。■充電電力使用時走行距離、交流電力量消費率および電力消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法（急発進、エアコン使用等）に応じて大きく異なります。とくに1日当たりの走行距離、バッテリーの充電状態、エアコン使用による影響を大きく受けます。

満充電からの走行距離は、89Kmとなっており、日常生活のほとんどをEV走行でまかなえる程の走行が可能となっています。

「大人のアクティブキャビン」のコンセプトを掲げるクラウンエステートは、クラウンらしいしっかりとした操舵感と、長距離の運転でも疲れにくい安定した走行姿勢を実現するため足回りに独自のセッティングを施しています。

クラウンエステートに採用されている、マクファーソンストラット式（フロント）とAWDユニットとDRSユニット搭載に対応したマルチリンク式（リヤ）サスペンションは、細かい振動を抑え、滑らかな乗り心地と、キビキビとした軽快な操舵感を実現しています。

さらには、「ノーマルモード」、「スポーツモード」、「リヤコンフォートモード  ※1」など、ドライブモードの切り替えができる「ドライブモードセレクト※2」も採用しており、ドライバーや同乗者の好みにあわせ、乗り味を変えることもできます。
※1.前席だけでなく、後席の乗り心地も重視した乗心地優先のモードです。※2.ESTATE RSのみ設定。

続いては、それぞれのグレードのエンジンと走行システムについてご紹介します。

ESTATE RSに採用しているプラグインハイブリッドシステムは、ハイブリッドの低燃費に加え、先にもご紹介したようにEV走行もできることが大きな魅力です。

高出力の駆動用モーターは、通常のハイブリッド車に比べスポーティな味付けをされており、燃費や環境性能だけではなく、スムーズな加速による走りの楽しさも味わうことができます。

フロントモーターの出力をクロスオーバー、スポーツ搭載分に対して約5割向上させた、高効率ハイブリッドシステムを搭載。
低速でのパワフルでスムーズな加速と、電池出力を活用した中～高速域でのダイレクトなレスポンスを実現しつつ、徹底したシステム効率の向上により、走行性能の高さと優れた燃費性能の両立を実現しました。